ぼくのずるやすみ 26

ほんとはずるやすみじゃないよ!

マーケティングとアルゴリズム設計

マーケティングってなんなのよ?

マーケティングとは何か、という問いについて、「ものやサービスが売れるしくみをつくること」というような回答が与えられることがあります。この「ものやサービスが売れるしくみ」は、プログラミングによるアルゴリズム設計と重ね合わせると理解しやすいです。というか、マーケティングというのは、まさにアルゴリズム設計で、最適化問題のひとつです。

アルゴリズムってなんなのよ?

アルゴリズムは問題解決の方法やプロセスを意味します。問題という以上、常に何らかの目的があります。例えば、何かの作業効率を最大化することや、何かがある条件を満たしているかを判定する、などの目的です。

プログラミングを使ったアルゴリズム設計では、このような与えられた問題に対して、解決までプロセスを検討します。そのうえで、コンピュータという演算処理装置をプログラミング言語で記述した指示によって制御し、与えられたデータ(条件)に対して設計した通りに処理を行うことを通じて、最終的には問題を解決します。

マーケティングってアルゴリズム設計だ!

そして、アルゴリズム設計における、目的、演算装置、処理するデータというのは、マーケティングにおける、目的、マーケティングミックス諸要素(いわゆる 4P)、市場(顧客集団)と重なります。前提として、ニーズがあれば、ものやサービスは売れるだろうと考えます。なので、ここでいうマーケティングの目的とは、「市場のニーズを創造、開発し拡大すること」です。

つまり、マーケティングというのは、特定の市場に対して、マーケティングミックス諸要素(製品政策、価格政策、広告・販促政策、チャネル政策)というツールを用いて働きかけることを通じて、当該市場のニーズを最大限に創造、開発し拡大するアルゴリズムを設計し、それを実行することであると言えます。

こう考えると、マーケティングって最適化問題のひとつですよね。

今度、誰かに「マーケティングって何?」ときかれたら、ぜひこう答えてください。僕はそうします。