ぼくのずるやすみ 26

ほんとはずるやすみじゃないよ!

ぱんつの広告

「優秀な営業は…」とか言うひとってさ…

このまえ、知り合いのおじさんに営業というお仕事について話を聞いたんです。
営業と言えば、よく言うじゃないですか。
「優秀な営業は価値のないものでも売ることができる」みたいなこと。僕、そういうの聞くとうんざりするんですよね。

もちろん、ほんとはいらないものを売られるお客さんに悪い気がする、というのもあるんですよ。ただそれ以上に、売れなかったとき、「売れない理由」がほんとは商品にあるのかもしれないのに、営業担当のせいで売れないことにされちゃう気がして。あと、大体そういうこと言うのって、自分は得る立場にある人じゃないことが多い気がするし。だから、嫌いなんです。

癒し?卑し?

だから、そのひとと話したあと、僕はちょっとだけ気分が下がってたんです。
こんな時、最近の僕はブラウザを起動するんです。目の保養っていうんでしょうか。なんか、最近僕のブラウザ、女の人向けの下着とか、水着とかの広告がすごい頻度で表示されるんです。

前に一度表示されたとき、「かわいいな」、いや「なんかえっちだな」ってちょっと思って軽い気持ちでタップしたんです。そうしたら、こんなことになりました。

最近も、たまに広告をタップして、目の保養をしてるんです。

Googleさん、僕、おとこですよ

でも、僕はいいんですけど、広告の出し方としては間違ってると思うんですよね。だって、僕、Googleアカウントでログインした状態のブラウザでページを見てるし、僕が男だってことは、わかるはずなんですもん。

彼女へのプレゼント、とかなのかもしれないですけどね。実際、恋人に下着をプレゼントするのってどのくらい一般的なんでしょうか。むかし女の子に「どの下着がいいと思う?」みたいなことを下着売り場とかで聞かれたことありましたけど、答えにくかった記憶があります。

やっぱ優秀な営業ってさ

とにかく、目の保養のためにブラウザを起動するたびに、いまいちな広告戦略だよなぁと思っているんです。まぁ、そんなこと言いながら、この間ついに勢いでひとつ買っちゃったんですけどね。下着。
ちなみに、いまは恋人はいませんよ。

そのとき、僕は思ったんですよ。
「優秀な営業は価値がないものでも、売ることができるんだ」って。

ほんと何やってんですかね、僕。